本サイトには、広告プロモーションが含まれております。

声優とスタジオミュージシャン

ミュージシャンでもスタジオミュージシャンの仕事は、声優さんの仕事と似ている。作曲家の曲に合わせて、楽器の音をスタジオで、録音して納期に合わせて収めるお仕事である。

 

曲のイメージによっては、ダンサーを振り付けたり、CDのカバーデザイナーが、デザインして、仕上げたり、アニメの制作と類似する面がある。
長時間、一緒に制作に関わるのが、かつての制作のあり方であったが、最近のスマートフォンによるアプリの発達は、音楽の制作現場を劇的に変えた。

 

同様に、アニメの制作現場も、同時代の年代の声優で一緒にユニットを組む方式が、制作現場のあり方変えた。
従来の現場では、多彩な目標を持つ声優さんが、年代を超えて、一緒に長時間、集団で、アフレコやプレスコに励んでいた。

 

新人の声優さんは、人としてのあり方や、声優としてのスキルアップを、世代を超えたコミュニケーションのなかから、刺激を受け、育つ環境があった。
現在では、収録が終了すると、それを最後に、人間関係の縁を築くことも困難である。

 

ベテラン声優と新人声優さんたちとの絆は、次第に薄くなっていく。現在ではむいろ、新人声優さんと、ギャラの次元で、競合的な関係に立つこともある。
声優の世界では、自称声優と、公認に近い声優を区別する基準は、俳優共同組合連合に所属するかどうかで区別されている。

 

その組合で、声優のランクが、30分単位で、細かく規定されいる。新人のランクは、り、そのランクによって 細かく規定されいる。
たとえば、ランク15の新人声優が1クール12回分の30 分アニメの主人公を演じたとしたら、そのギャラは1万5000円である。

 

新人声優さんが、ギャラが、安いため、ベテランを避けるキャスティングが横行している。このギャラから、事務所への手数料を天引きさrた額が、声優さんの手取り額である。

 

ベテラン声優になると、上限が、特別な設定になり、そのベテラン声優の声が、どうしても必要という設定でない限り、安いコストで済む新人声優へキャスティングが決まるわけである。

 

現在では、新人声優さんも、ネットで情報発信して、早い時期から、自らスケジュールを調整するフリーランスとして、独立するケースが、増えている。

 

そういう意味では、ネットが発達したおかげで、チャンスが広がっているといえる。ただし、出演料をディスカウントしてしまい、声優業界の健全な発達を妨げる原因となっているとの指摘もある。

 

声優として、独立したあとも、日俳協のランクに基づいた、報酬を基準に、依頼する側もされる側も、遵守するモラルが必要と思われる。